里方の棚

高取正男・橋本峰雄,1968『宗教以前』

なんども読み返しながら、いまだにつかめないでいる。読み終えることができないともいう。たとえば、ここに、まえがきの冒頭を抜き書きしてみよう。 宗教は体験であって、たんに倫理からの要請ではない。信仰は主観的な信念に過ぎぬものではなく、客観的実在…