春の調べー5月3日
萌えいづる山の若緑も、そろそろ落ち着いた色に変わっていこうかというこの頃のことを記すものである。
コナラの新緑はこれからなのだなあと知る。食の杜の茅葺きの家からワイナリーをのぞむ場所にたつ、ひときわ大きなコナラがこんなんだった。
ウバユリのある場所。去年よりも数が多い気がするのは気がするだけなのかもしれないが、目立つ。茎がたたないものがメスでたつものがオスだとクニ子ばあちゃんはいうが、茎が立たないものがあるのか。そろそろ何本かとってみようと思う。
ホウコ(ハハコグサ)をとって、ホウコモチつくったのは去年5月の2週目だったろうか。庭に見つけて「保全」してきた場所ではふえている、こちらはあきらかに。
畑の隅にある苧麻が背をのばしはじめた。道べにあるものはいずれ刈られるので、どこにあるかわからなくなるものだが、いまならわかる。あそこと、ここと、ひとつひとつ記録するには及ばねど、記憶にとどめて経年を確かめることができればと思う。
ほかにもいくつか。また記そう。